進研ゼミの小学講座「チャレンジタッチ」で使用するタブレット「チャレンジパッド」をAndroidタブレットとして使えるように改造しました。
初めに断っときますが、長い記事です。
私、スマホはiPhone、タブレットはiPadです。
そんな私がどうしても入れたいと思ったアプリがまさかのAndroid専用。
我が家にある唯一のAndroid端末が、息子が受講していたチャレンジタッチ(退会済み)で使用していたチャレンジパッド。
どうにか、普通のタブレットとして使用できないかとネット検索してみたところ、チャレンジ記事が出てくる出てくる。
しかも皆さんタブレット化出来てる!
ということで、諸先輩方々のやり方を参考にしてチャレンジしてみることにしました。
諸先輩方々の記事を読むと皆向かう方向は同じでも、それまでの過程に微妙な違いがあったので、数記事読んでパートパートでしっくりした方法で作業を進めました。
どの記事を読んでもチャレンジパッドをタブレット化する上で達成しなくちゃいけない作業は「提供元不明のアプリ」をインストール出来る状態にすることです。
オリジナルの状態だと進研ゼミ小学講座「チャレンジタッチ」に関わるアプリ以外は「提供元不明のアプリ」となってインストール出来ないようです。
「提供元不明のアプリ」をインストール出来るようにすることで、ChromeやらYoutubeなど普通のタブレットに入っているようなアプリを入れることが出来るわけです。
すなわちチャレンジパッドのタブレット化となるわけですね。
チャレンジパッドのバージョン確認
チャレンジパッドには「チャレンジパッド」、「チャレンジパッド2」、「チャレンジパッド3」の3種類あります。(2021年3月現在)
それぞれ、Android OSのバージョンが違い改造方法が違うようなのでまずは自分のチャレンジパッドがどれなのか確認します。
私の場合、チャレンジパッド2でした。
チャレンジパッド2は初代チャレンジパッドのように簡単な方法でのタブレット化はできないようです。
とにかく、トライしてみます。
チャレンジパッドの初期化
まずは工場出荷状態に戻す初期化から。
1. 電源OFFの状態で電源ボタンとホームボタンを同時長押しする。
2. 「システム復旧モードに入ります」と表示されるので一度ボタンから指を離し、次にホームボタンだけを長押しする。
3. 「工場出荷状態に戻しますか?」と聞いてくるので、ボリュームボタンを操作して「はい」を選択し電源ボタンを押して決定する。
4. 初期化が完了すると「工場出荷状態に戻しました」と表示され電源がOFFになる。
初期化できました。
初期化後の設定
1. 電源をONする。
2. 画面下中央にある丸ボタン(画像赤枠内)をタップする。
3. 設定をタップする。
4. Wi-Fiに接続する。
5. 設定に戻り、「システム」の「タブレット情報」をタップする。
6. 「ビルド番号」を7回タップする。
7. 設定に戻ると「開発者向けオプション」が追加されているのでタップする。
8. 「スリープモードにしない」と「USBデバッグ」をONにする。
9. 確認画面がポップアップするのでOKする。
初期化完了です。次いきます。
アプリをインストールできるようにする
チャレンジパッド2に「提供元不明のアプリ」をインストール出来るようにするためにパッドとPCを接続してPCから設定を行います。
PCに必要ソフトをインストールする
1. Android SDK Platform-Toolsという開発者向けソフトをPCにダウンロード&インストールします。
私のPCはWindows10なので「SDK Platform-Tools for Windows」をダウンロードしました。
2. ダウンロードしたファイルを解凍します。
3. 適当にエクスプローラを開き「PC」を右クリックして「プロパティ」を開く。
4. 「システムの詳細設定」をクリックし「システムのプロパティ」を開いて「環境変数」をクリックする。
5. 「システム環境変数(S)」から「Path」を選択し「編集」をクリックする。
6. 「参照」から先ほど解凍した「platform-tools」を選択し「OK」をクリックする。
7. 一覧に追加されたのを確認して「OK」をクリックする。
チャレンジパッド2とPCを接続して設定
PC側の準備が整ったので、USBケーブルでチャレンジパッド2とPCを接続します。
接続はPC側が通常のUSB、パッド側がminiBの変換ケーブルを使用します。
PCに認識されると「PC」内「デバイスとドライブ」に表示されます。
1. 検索窓に「cmd」と入力してコマンドプロンプトを起動する。
2. コマンドプロンプトが起動したら、以下のコマンドを入力しEnterを押す。
1 |
adb devices |
3. パッド画面上で下記画像のような質問がされるので「このパソコンから~常に許可する」にチェックを入れOKを押す。
パッドが正常に認識されると下記画像のような表示になります。
ここで要確認なのが赤枠で囲まれた部分が「device」になっていること。
もし「unauthorized」など他の単語だったら失敗。エラーです。
私もパッド側メッセージの処理にもたついている間にエラーが出ました。
再度「adb devices」からやり直すと、上手くいきました。
4. 以下のコマンドを改行無しで入力しEnterを押す。
1 |
adb shell content update —uri content://settings/secure —where ‘name=\”install_non_market_apps\”‘ —bind value:i:1 |
何も追加表示されずに、新たなコマンド入力が表示されたらOKです。
まだUSBケーブルは接続したままにしておいてください。
インターフェースアプリをインストールする
ここまで来るとチャレンジパッドはやっかいな制限が解除されている状態になっています。
つまり「提供元不明のアプリ」をインストール出来る状態です。
あとは画面をタブレット風に変えて直感的に使用できるようにします。
諸先輩方々のチャレンジパッドAndroid化に習い「Nova Launcher」というホームランチャーをインストールしました。
1. PCで下記URLに飛びNova LauncherのAPKファイルをPCにダウンロードする。
2. コマンドプロンプトを起動し「adb install 」と入力します。
3. ダウンロードしたNova Launcherファイルをドラッグし、コマンドプロンプト内にドロップする。
4. コマンドが自動生成されるのでEnterを押してインストールを実行する。
5. 表示が徐々に更新され、最終的に「Success」が表示されたらインストール成功。
Nova Launcherの初期設定
チャレンジパッド2で設定します。
1. パッドのホーム画面下の丸ボタンをタップする。
2. 「ホームアプリを選択」がポップアップするので「Nova Launcher」を選択して「常時」をタップする。
3. 「初期レイアウトを選択します。」が表示されるのでお好みで。
私は深く考えず「既定値を使用します。」をタップしました。
するとタブレットっぽいホーム画面が表示されました。
ひとまず、これでチャレンジパッド2のタブレット化は完了です。
他のアプリはNova Launcherと同じ方法でAPKファイルをPCからインストールすれば追加することができます。
ちなみにNova LauncherをダウンロードしたAPK Pureでは様々なアプリのAPKファイルが紹介されています。
またAPK DownloaderではGoogle Playで気になったアプリのURLをコピペするとAPKファイル化できるものは自動生成してくれます。
まとめ
完璧なAndroidタブレットにはならないですが、文鎮以外の使い道がありそうです。
私の場合、どうしても入れたいアプリがAndroid用しか無く、唯一持っているAndroid端末がチャレンジパッドだったので目的は達成できました。
デフォルトの壁紙に変更して、よりタブレット感が増しました。
ではー。
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