【アルトラパン HE21S】ドアロックを車速連動式にする

結構前(約2年前)のことになりますが、妻K子の通勤快速ラパン(HE21S )のドアロックを車速連動式にしました。

走り出してしばらくするとガシャっとドアロックするアレです。

主に妻が子供を乗せて使うということで防犯目的で車速連動式にした次第です。

最近、煽り運転やら無理やり車を止められて車外にひっぱり出されるなど物騒なニュースをよく聞きますから。

遭遇する可能性は低いにしてもゼロでは無いですからね。

特に女性と子供だけの車は心配です。

自分でドアロックを毎回すれば良いのですが、その動作を癖づけるのもなかなか難しいので文明の利器に頼ることにしました。

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購入したパーツ概要

改造するにあたり、購入した文明の利器はパーソナルCARパーツ(以下、PCP)が販売する「車速感応自動ドアロック装置」です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

車速感応自動ドアロック装置 専用リレー付 ラパン適合
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当初OBD2のコネクターに差し込むだけの簡単ドアロックにしようかと考えましたが、レビューを読むと誤作動やら不具合やらが多い中華クオリティのようなので却下しました。

PCPの装置はレビューの評価も良く、サポートもしっかりしてそうなので選びました。

取り付けは配線作業の他、内装を外したり、取付位置を検討したりで1時間半ほどかかりました。

配線するだけなら10分もあれば余裕です。

なにせ、PCPは親切に車種別の配線方法をWEBサイトに載せてくれています。

取り付け説明書ダウンロードページ

わかりやすくて不安なく作業できます。

※取り付け作業の詳細は記事後半にまとめて書いています。

公式アナウンスされている動作は以下の通り(車種により動作に違いあり)

1.車速約15km/hでドアロック

2.Pポジションでアンロック

3.サイドブレーキONでアンロック

4.ドア開閉後、規定速度以上で再ロック

5.アンロック後、規定速度以上で再ロック

実際の取り付けて確認した動作ですが、エンジンをかけて走りだすと時速15km/hくらいでガシャっ!とロックします。

気持ちイイ!

再ロックにはどうも条件があるようです。

「アンロック後再ロック」と「ドア開閉後再ロック」は停車状態でアンロック、ドア開閉をしないと再ロックしません。

また「アンロック後再ロック」の場合、アンロック信号を運転席の集中ドアロックスイッチから取る関係上、助手席ドアなど他のドアのロックを単体でアンロックした場合、再ロックしません。

また、走行中にアンロックしても再ロックせずにアンロック状態のままとなります。

純正だと再ロックするでしょうから、このあたりがリーズナブルなサードパーティ製品の限界かと思われます。

「ドア開閉後再ロック」も信号の取る場所によります。

ドアスイッチから信号を取った場合、信号を取ったドアに連動することになり、他のドアの開閉には反応しません。

それぞれの目的に適したドアに連動させれば良いと思います。

ウチのラパンに乗るのは基本的に妻と子供。

子供がドアを開けて降りるときは妻も降りるので結局運転席ドアをアンロックして開閉します。

ということで「アンロック後再ロック」だけを運転席側に連動させて「ドア開閉後再ロック」は連動させませんでした。

Pポジションとサイドブレーキによるアンロックは使う側の応じて決めたら良いと思います。

ちなみにウチのラパンは連動させていません。

部外者に外からドアを開けられるといったトラブルを防ぐために取り付けた装置ですからね。

無理やり車を止められた時にうっかりPポジションに入れたりサイドブレーキをONにしたら、ガシャっ!とアンロックしてしまい「はい、終了ー」なのです。

取付作業

取付作業といってもほとんどがマニュアル通りに結線する作業なので難しくはありません。

ただ、配線類は内装の裏に隠されているので、内装を外す時に傷をつけたりツメを折らないように気を付けましょう。

ACC電源(コネクタ1)

ACC電源を取るコネクタはドアミラーコントロールスイッチ裏側にあります。

取り付け説明書の「コネクタ1」です。

ドアミラーコントロールスイッチ。この裏側のコネクタからACC電源を取ります。

このスイッチははめ込みなので、小さなマイナスドライバーで優しくこじると簡単に外れます。

きっかけを作るときにドライバー先端に布を当てるとスイッチに傷をつけず作業ができます。

マイナスドライバーで優しくこじって取り外します。

取り付け説明書を確認して該当配線にドアロック装置から出ている電源線(赤)を接続します。

接続は定番のエーモン配線コネクターを使用します。

配線を簡単に接続できる電装品取り付けの必須アイテムです。

エーモン配線コネクタ。配線作業の便利グッズです。

ドアロックコントロール配線(コネクタ2)

車速でドアロックをコントロールできるように車両のドアロック回路にコントローラをバイパスさせます。

取り付け説明書の「コネクタ2」です。

運転席ハンドル下の内張りを外すと見えます。

まずは足元右側のトリムを外します。

トリムははめ込みですが、1か所グロメットで留められています(写真矢印)。

赤線で囲まれたパネルをまず取り外します。

グロメットは中央部(写真赤丸)を先の細いドライバーなどで押し込んでロックを解除し、引っこ抜きます。

中央部を押し込んでロックを解除し引っこ抜きます。

次にハンドル下のトリムを取り外します。

このトリムも基本はめ込みですが、1か所ビス止めされています(写真赤丸)。

ビス(写真赤丸)を外して…

ビスを外したら、あとは手前に引っこ抜いて取り外します。

引っこ抜きます。

パワステモーター横にお目当ての白いコネクタがあります。

パワステモーター横にお目当てのコネクタがあります。

取り付け説明書に従い、コントローラ配線をバイパスさせます。

見た目ゴチャゴチャしていますが、気にしない、気にしない。

車速信号(コネクタ4)

肝心かなめの車速信号です。

これを接続しないと「車速感応」してくれません。

取り付け説明書の「コネクタ4」ですね。

助手席グローブボックス裏にあります。

グローブボックスを取り外します。

グローブボックスを開いて、右側ヒンジ部がグロメットで固定されています。

このグロメットを外しグローブボックスを右から抜くように取り外します。

グロメットは中央を押し込んで引っこ抜くタイプです。

右側ヒンジ部にグロメットが刺さっています(写真赤丸)

中央部を押し込んでグロメットを引っこ抜きます。

グローブボックスを取り外し、下からのぞき込むと2つ並んだコネクタが見えます。

右側のグレーのコネクタが「コネクタ4」です。

ちなみに左側の白いコネクタは「コネクタ3」です。

Pポジション信号を取るコネクタです。

並んだコネクタ。右がコネクタ4。左がコネクタ3。

取り付け説明書に従い、コネクタ4に車速信号線を接続します。

コネクタ4に車速信号線を接続します。

ボディアース

ボディアースは取れるとこならどこでも良いのですが、アース線に端子をつけオーディオ固定用ビスに共締めしました。

オーディオ固定用ビスはほとんどの車種でアースに落ちているので、私はインパネ周りでアースを取るときよく使います。

ちなみにラパンの場合、固定用ビス4本のうちアースが取れるのはこの右下のビスだけなので注意が必要です。

オーディオ固定用ビスからアースを取りました。

配線作業は以上です。

走行テストをし、正常に動作しました。

あとはユニットと配線類をうまくまとめて、内装を元通りに組み付けて作業終了です。

これで15年前のラパンがひとつグレードアップしました。

はい、自己満足です。

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まだまだ乗るつもりでいましたが、紆余曲折を経て乗り換えることになりました。

妻の通勤快速車スズキアルトラパン(型式HE21S、2004年式)のエンジン警告灯が点灯。スキャンツールで診断からのO2センサーを交換という流れで修理しようと作業を進めていましたが、まさかの事態発生で結局乗り換えることになった話です。

この車速連動式ドアロックですが、取り付けてから乗り換えるまでの2年間ノートラブルで快適に作動していたようです(妻K子談)。

なかなか信頼性あります。

乗り換える前に部品は取り外したので、次は私のエクストレイルにでも取り付けようかな。

ではー。

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